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雪村千鶴
「平助君っ!?大丈夫っ?」
藤堂平助
「触んなっ」
俺は心配した千鶴の手を振り払っていた。千鶴は驚いたように俺を見ている。やっちまった…。
藤堂平助
「猫も頭良いなっ!!ちゃんと区別できてんじゃんっ」
俺は立ち上がり千鶴に背を向けた。
藤堂平助
「人間と化け物の違いくらいは猫でもわかるみてぇだなっ!!」
雪村千鶴
「平助君は…化け物じゃないよ」
千鶴はこんな言葉を投げ掛けた。俺はその一言で火がついた。
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