あなたとともに

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永倉新八 「おっ、そろってんじゃねぇか」 原田左之助 「呼びに行かなくてすんだな新八」 しばらくすると巡察帰りの新八さんと左之さんが来た。手には何か持っているみたいだったけど隠しているみたいだからよくわかんなかった。 藤堂平助 「新ぱっつぁんに左之さん!! おかえりーッ」 雪村千鶴 「永倉さん原田さんおかえりなさい」 沖田総司 「おかえり新八さん左之さん ところで…何持ってるの?」 僕は気になっていた事を直球に告げた。新八さんは一瞬マズいといったような表情になるが諦め持っているものを見せてくれた。 永倉新八 「なんだ…もう気付かれちまったのかよ~。まぁ良いか」 原田左之助 「桜も散っちまうからみんなで花見したくてよ。巡察ついでに買ってきたんだ」 新八さんと左之さんが出したのはお酒と食べ物だった。 藤堂平助 「すげぇッつーか新ぱっつぁんこの酒ってめちゃくちゃ高ぇやつじゃん!!どこにそんな金あんだよ」 永倉新八 「それは土方さんからだよ。そもそもこれ計画したの土方さんなんだぜ?ま、左之が花見花見って煩かったからだけどな」 原田左之助 「べ、別にいいだろうが!!花見したかったんだからよ」 若干ムキになっている左之さんを見て僕は笑う。 永倉新八 「よし、花見の始まりだ!!」 新八さんの一言で花見が始まった。僕はお酒を止められてたけどせっかくなので少し飲んでいた。すごく楽しかった。 雪村千鶴 「沖田さん…来年もみんなでお花見しましょうね!!」 沖田総司 「そうだね…」 散っている桜を見ながら、僕は心の底からそう思った。 ―――――――完―――――――
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