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「ミヤミ…オレ、やっぱフラれた」
保健室に戻り、うなだれる。
ミヤミはﾆｺﾆｺと嬉しそうだ。
「何笑ってんだよ。」
ミヤミはまだ笑っててオレはミヤミを睨み付けた。
「だって嬉しいんですよ。」
この性悪が…ｯ
ふざけんなよ。
こっちは傷心中だっつぅのに…。
「何が嬉しいんだよ…ｯｯ」
君ﾉ事ｶﾞ…
好ｷﾀﾞｶﾗﾃﾞｽﾖ…
「…は？」
一瞬そう聞こえた。
オレは固まり、ミヤミに聞き返す。
「僕を選べよ。」
聞きなれない口調。
……ミヤミ…？
「ずっと好きだったんです。
維斗くんの話を聞いたときも早くフラレちゃえばいいって思ってました。」
ミ、ヤミ…？
「僕のモノになれよ。
あの子の事なんて早く忘れちゃいなさい。」
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