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「ここが ツナさん達の町ですか?」 「そうだよ。」 周りを見てみる。特にこれと言った特徴はなく、何のへんてつもない、普通の町に見える。 「ディーノ!!喉渇いた。」 「はいはい、しょうがないなぁ茉奈は。」 う-ん。2人は仲むつまじくてよろしい.........って、 なわけないでしょう!! 「何やってんの茉奈!!すみませんディーノさん。茉奈、ジュースなら私が買うから、」 そう言うと茉奈はぷくっとふくれて 「じゃあ自分で買うからいい」 と言って1人で自販機に行ってしまった。 まったく、財布があるのだから初めから自分で買えばよいのだ。 ディーノさんの方を向く。 「すいませんディーノさん。今度茉奈が何かお願いしても断っていいですから。」 「あ?いいんだよ別に、嫌だったら俺も断ってるしさだから平気だって。」 そう言ってディーノさんは笑ってくれた。いい人だ、ディーノさん。 さっきは金髪とか失礼な呼び名で言って(心の中でも、)ごめんなさい。 「お-い。玲奈ちゃんディーノさん!!行くよ-!!」 もう駅の階段を降りているツナさんから声がかかった。 「あ、すいません!!今行きますね!!」 そう言って階段を降りようとした時、 「あ?」 っと言う間抜けな声が隣からしたと思ったら今度わ階段の真ん中辺りから 「い゙っ!」 っと言う声が聞こえ、最終的には一番下に、ディーノさんは落ちていった。 「え、」 あまりの駄目さにびっくりしていると下の獄寺君が 「こいつは部下がいねぇといつもこうだから気にすんな!!いいから早く降りてこい!!」 と声(怒鳴り声?)がかかったから急いで階段を降りた。 そしてまだ下でうずくまっているディーノさんに近寄った。ツナさんも来た。 「ディーノさん、大丈夫ですか?」 声をかけてみる 「あの-...ディーノさ-ん...」 ツナさんも恐る恐る声をかけた。 モゾッ !! 動いた。(←失礼) 「いてててて、階段から落ちちまった。」 そう言って恥ずかしそうにディーノさんは立ち上がった。 「跳ね馬も大丈夫みたいですし、早く行きましょうよ、十代目。」 そう言って獄寺君はツナさんの腕をとる。けど私は少し気になった事があるのでツナさんに聞く。 「あのぉ-...跳ね馬って?」 するとツナさんより先にディーノさんが答える。 「まぁ、俺の通り名みたいなもんだな。気にしなくていいぜ」 どこでの通り名か聞きたかったが獄寺君がすごい目でこっちを見ていたから聞くのはやめておいた。 また今度聞こう。
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