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ガササササ ピッ 「イッ!」 ドサッ 「いったぁ!何この葉っぱ、足切ったぁ。」 「どこ行った!?あの小娘。探せ!!探し出して殺せ!!」 「「「ハイ!!」」」 『ヤバ...逃げなきゃ』 ここはここら一帯で1番大きな山。そこで16・7歳くらいの少女、淋野 玲奈(リンノ レナ)は黒い服に身を包んだ男達に追いかけられていた。 『ちょと危ない鬼ごっこみたい。でも見つかったら死ぬんだよなぁ...彼奴等飛び道具持ってたし...』 昔から父親に鍛えられていたおかげて身体能力は人より優れていた。 おかげで銃をぶっぱなす男達からも逃げられている。 『あんな人達...テレビでしか見たことないよ。』 そんなテレビでしか見たことないような男達がいきなり家に押し掛けて来たのである。 いきなりの事に父親と母親は、状況を理解する前に撃たれてしまった。 『本物の銃ってうっさいのな』 茉奈と玲奈は持ち前の反射神経のおかげで急にに飛んできた銃弾を避けることができた。 男達から遠かったというのもある。 それに普段から条件反射で飛んできたモノを避けてしまう習性なのだ。もちろんこれも父親に教え込まれた。 『ま、生き残りは...私と茉奈(マナ)だけか。ママとパパは目の前で撃たれてたから死亡決定だな。』 突然の事過ぎて今どんな凄いことになっているのか心がついてこない。 『とにかく逃げなくちゃ殺されるっていうのはよくわかった。』 さっき木の陰から見てしまった。 弟の晶(アキラ)は男達の1人に捕まって頭を銃で撃ち抜かれてしまった。 茉奈はさっきまで私と一緒にいた。悲鳴も聞こえないし(この山じゃ聞こえるかわかんないけど。)それに茉奈は私よりすごい私の自慢の妹だ。私が捕まってないのだから茉奈が捕まったといつことはまずないだろう。
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