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「コアキメイルを出したと思えば次はＥ―ＨＥＲＯ……妹様のデッキがよく判らないわ」
「俺はなんとなく判ったがねぇ……それに魔理沙も気付いてるだろうな」
咲夜さんは俺の言葉に疑問符を浮かべ、再び視線を戻せば魔理沙はデッキからカードを一枚引く。
「コアキメイルにＥ―ＨＥＲＯ……この場合はモンスター群じゃなくて種族。ズバリフラン、お前のデッキは《ダークガイア》だな」
「うん、正解だよー！」
無垢な笑みを浮かべフランの羽がパタパタと動いている。
自分のデッキテーマがバレたと言うのにあそこまで笑顔を浮かべれるのだから恐らくフランは純粋にこのカードゲームを楽しんでいるんだろうな。
「なるほど、やっぱフランらしいぜ。私は黒竜の雛を召喚、そして雛の効果でこのカードを墓地に送り……先に拝ましてやるぜ、このデッキの主役、真紅眼の黒竜(レッドアイズブラックドラゴン)を特殊召喚！」
《黒竜の雛》
効果モンスター
闇/ドラゴン族/星一/攻800/守500
自分フィールド場に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、手札から「真紅眼の黒竜」一体を特殊召喚する。
《真紅眼の黒竜》
通常モンスター
闇/ドラゴン族/星七/攻2400/守2000
真紅の眼を持つ黒竜。怒りの黒き炎はその眼に映る全ての者を焼き尽くす。
「わー！カッコいい！」
「レッドアイズ……聞いた事あるわ。確か派生カードが凄いんでしょ？」
「真紅眼も充分強いぜ、けど今はそいつに勝てないから手札から魔法カード、黒炎弾を発動」
《黒炎弾》
魔法カード
自分フィールド場に表側表示で存在する「真紅眼の黒竜」一体を選択して発動する。
選択した「真紅眼の黒竜」の元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
このカードを発動したターン「真紅眼の黒竜」は攻撃する事が出来ない。
「きゃあ？！あう……私のライフが……」LP7900→LP5500
「二千四百のバーンダメージは痛いわね」
「バーンの中じゃ火力はピカ一だからねぇ、しかし攻撃出来ないデメリットは痛いがな」
「バーンも火力だぜ！ターンエンドだ」
フランドール
手札四/伏せ一/マリシャス
魔理沙
手札二/伏せ一/真紅眼
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