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潜水艇は何の障害もなく我が母港、御岳港についた。
「大尉殿、陸上防衛隊幕僚府に案内します。」
「いや、先に海上防衛隊幕僚府にいかねばならんでね。」
「はっ、では。」
確かに海防には海防の挨拶が有るだろう。
トラックに乗り込み陸幕へ向かう。
「ご苦労。整備士に任せて休んでくれたまえ…と言いたい所だが、君は水中だったんでしらんと思うが北粟菜が戦争をふっかけてきた。スクランブルとは言わんが準備を怠るな。」
「はっ。」
「追って新しい部隊員を連絡する。以上だ」
「失礼します。」
新しい部隊員?まあいい。早くAIデータを移送せねば。
「松原隊長お疲れ様です。」
「草加か。シュミレーターのAIデータを取り出しておいてくれ。」
「準備は整っております。」
「相変わらずの手回しだな。」
「ありがとうございます。」
データの移送なんてケーブルを繋いで待つだけだ。
2~3時間だな。
「ぶっ、松原准尉。指揮官室へ」
「草加、後頼む」
「了解です」
「松原入ります」
扉を開けると、新田がいた
「彼が松原准尉だ。機動歩兵のパイロットをやる。松原、君達を輸送する任に当たる新田大尉だ。」
「…よろしく。」
「どうも。」
用事とはこういう事か。
全く人が悪い。
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