第三十話

5/6
前へ
/223ページ
次へ
血のついた刀を持った かつて愛した人がいた 「れ…つ…」 「てめぇ、よくも平助を」 「あれ?何で怒ってるの? 裏切り者は殺すのが当たり前でしょ?」 「ざけんな!!!」 くすくすと笑う烈に 原田と永倉は斬りかかるが それはいとも簡単に避けられた 「工藤様」 遠くで 烈の名を呼ぶ部下のような人の声が聞こえる 「あぁ、もう時間か それじゃあね、悠姫…また、迎えに来るよ」 「まてっ」 「やめてください!!!」
/223ページ

最初のコメントを投稿しよう!

572人が本棚に入れています
本棚に追加