第三十話

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追おうとした二人を 悠輝は制する 泣きそうな目で二人を見て 静かに首を横に振った そして、平助の冷たくなった体を地面におく 彼が御陵衛士だったいじょう その死体を屯所へと持ち帰ることはできない 「帰りましょう 皆…待っています」 唇をかみ締め 流れそうになる涙を止める そして、平助に背を向けて屯所へと歩き出した そんな彼女のあとを 二人も涙を堪えながら歩いていった
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