第三十一話

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「私。幸せでしたよ… 貴方と、共に生きること。が…できて…」 頬を流れる涙が総司の手にも伝う 「愛して。います総司さん」 そう言うと 悠輝は総司に最後の口付けをした 愛しています。 例え、離れてしまっても… 私は、貴方を思い続けます 忘れたりなんてしませんから 「お疲れ、さまでした…」 もし、今度会えるのならば 戦も、病もないそんな、平和な世界でありますように… 一八六八年 閏五月三十日 元新撰組 副長助勤 一番隊組長 沖田 総司 永眠 享年二十六歳
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