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やっとクラスの前まで来た｡
ううっ｡なんか緊張するっ!
カラカラーン｡
美優がドアを開けると
案の定クラスに居た子達は
ざわざわし始めた｡
「美優､その子誰？」
一人の女のコが
咲について聞き出した｡
「新城咲っ!
私の幼なじみなのっ」
「よろしくねっ!」
咲がおずおずと
挨拶するとその子は
ぷあっと笑って
よろしくねっ!と
返してきた｡
とりあえず
美優の席の隣に座ると
二人の男の子が
教室に入ってきた｡
そしてそのうちの一人が
私たちの前に座った｡
その人も
私の事が気になったのか
喋りかけてきた｡
？「あんたは？」
咲「新城咲デス｡」
何故か片言になってしまう｡
彼「新しいヤツか？
俺は遠藤彼方｡
よろしくなっ!」
あまりにも優しい笑いかたを
されたので咲は今までの
緊張がとけ楽になった｡
咲「よろしくねっ!」
いい人そーだなあ｡
でも…でもでもっ!!
咲は遠藤以上に
食い付いていた人が居た｡
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