月の巫女話~ツキノシンワ~‐外伝‐

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*あらすじ まだ、破壊・再生が行われる前の幽世が舞台。 ひっそりとした山間に集落を構えた一銀狐の一族。 争い事を嫌いそこから離れた彼ら。 それは彼らが強かったから。彼らは利用される事に嫌気がさしたのだ。 その為、必然的に一族内での交配が続き、血が濃くなり子が産まれ難くなっていった。 そんなある時。 集落最強の女銀狐が子を宿した。空狐の、子を。 異一族のでの交配。 それは彼女を集落から離脱させるのには十分な理由だった。 それから数日後、彼女は山の奥深い森へと消えた。 そして物語はその子――空狐と銀狐の血を引く――が、愛憎渦巻く舞台の主人公として始まりを告げる。
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