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審査項目は３つあって
一つは、ルックス
まあかっこええか悪いかや
二つ目はテクニック
この部活は経験者しか募集してへんから
楽器が弾けるのはあたりまえ
楽器のテクニック見るだけで
楽器を本気で愛してるかがわかるんやて
俺には全くわからないねんけどなぁ…
そんで三つ目…は
まあ、当日のお楽しみで
言っちゃ駄目って決まりやねん
｢……ただいま｣
オーディション？の準備も終え家に帰ってくる
と同時に
‘ｯﾊｧ…ヤメテ…ｯｱｧ…’
聞きたくもないｵｶﾝの喘ぎ声と
‘ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ…ｸﾞﾁｭ’
聞きたくもない気持ち悪い音…
オカンは毎日家に男をつれてくる
オトンがちゃんとおるのにな
外国に単身赴任しとることをええことに…
｢…ｯﾊｧ…りょ…おか、えｯｱｧ！｣
喘ぎながらも‘おかえり’と言うてくれるオカン
あんなんせえへんかったら
むっちゃええオカンなんに…
自分の部屋に入り毎日出される大量の課題を終わらす
風呂に入り、バスルームから出れば
空きっ腹にはたまらない匂いが
｢亮ーご飯やよ～｣
男は帰ったんかな
普通の…オカンに戻っていた
｢あ､うまそう！いただきます!!｣
さっきの事があったからやろか
オカンは気まずそうにしとる
｢オカンこれめっちうまい！またつくってな～
ほら！食べようやぁ｣
そんな雰囲気は耐えられへんくって…
少し無理があったけど明るく振る舞った
オカンは苦笑いを浮かべて
ごめんねと言った
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