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グギギギィ~
「おいっ!いい加減開けろ」
「お断りします!死ぬまで此処にいるんだから!」
「早く出てこないと、犯すぞ」
「うるさいっ……どっちみち襲うんでしょ!!」
グサッ
こいつ今俺の痛いとこ突いてきたぞ……
こうなったら、力ずくで……
バンっ
「みぎゅっ」
やっやバイ!倒れる。
「あぶなっ……」
ガシッ
・・・・
ちっ近い……
「離れてよ!」
「嫌だ♪」
新木央司から支えられている私………
「離れてっ!」
「絶対離さない」
ムカムカムカムカ……
「近いんだってば!」
その時
フワッと体が浮いた、反射的に抱きつく私……
「お~ろ~せ~!」
バフッ
バウンドする私……これはベッド?
ギシッ
「って上がってこないで!」
ベッドの隅に逃げる……
でも直ぐに行く場所は無くなり新木央司に捕まる……
「いっ」
「い?」
「イヤァァァ!」
「黙れ!」
慌てて口をふさぐ新木央司…………
「ん~ん~!」
こっ怖いよ!
なにされるの?
一つの動作をする旅にビクッと跳ね上がる私の体
見る見るうちに、涙が涙腺を伝っていく……
「大丈夫だ……そんなに怖がらなくていい何もしないから」
央司の細い指が私の目尻に触れる……
優しくされて安心する私
よっよかった……
恐る恐る新木央司の方を見ると……
手を口に当てて困った顔をしている……
「すまない。まさか泣くとは……予想しなかったから……」
何だか、笑えてきた……
「フフッ……」
「何笑ってんだよ」
「だっだって!さっきまで強引だったのに……いきなり謝るし……驚いちゃって」
「ふんっ!俺は、飯作ってくるぞ?」
そう言って、部屋を出ていった……
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