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「消えてください」
「ハンッ……俺様の魅力に陥ったか?」
「いえ陥ってません。消えてください」
何故だ……何故新木央司がここにいるんだぁー!
「央司ソロソロ撮影するとこいかなきゃ……天野さんに怒られるよ?」
「そうだな!乗れ」
「消えて」
「お前相当俺が嫌いらしいな?叫ぶほど……だけど、もうお前は俺様と住むことになっている………」
「死んでください」
何であたしが同居何て……どうきょ?……
「はぁー?ふざけんじゃねー!何が一緒に住むだぁ?私は、そんな事いいとも言ってない!」
私は、早足でその場を立ち去った……後ろから駆け足で付いて来る有紗……
家にたどり着くと……
中身は空っぽ……
「冗談でしょ?……お母さん?お父さん?」
「言ったとおりだろ?」
「…………して」
「はぁ?」
「戻しなさいよ!何で勝手に………お母さん達は?何で空っぽなの!?何で家ごと空っぽにするのよ!あたしの部屋だけでいいじゃない!」
状況が読み取れず悔しくて涙が出てきた……
「おいっ!何泣いてっ」
「知らない……勝手にして、あんたなんか消えてなくなればいいのよ!」
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