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「駄目だ!!わかるわけないっ!!」
いい加減、馬鹿らしくなってきた頃
「畠山さん、あなたなら聞こえるはずです。言いましたよね?無心になると。」
いきなり目の前に現れたソーリスは、こう言い放った。
「無理だよ!!……何か他にヒントはないのか!?…いやそれより、こんな馬鹿みたいなこと…!」
ソーリス少し考えてから、口を開いた。
「…あなたが雨を好きだと思いながら、接してあげて下さい。一番安心する時間をくれた、この雨音に…。」
そう言うとまた、部屋に入りカギをかけた。
「く…っ、やっぱり意地でも入れないつもりだな…。無心…、好きな時間だって?」
とりあえず何も考えずにやってみるか。
「…………。」
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