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グッジョブ! 俺♪
そんな会話を俺の隣で朝食を食べながら聞いていたおっつぁんがハァーとため息をついた。
「どうしたんだ? ため息なんかついて。だから奥さんに逃げられるんだぜ?」
世話になっていてもおっつぁんと婆ちゃんには敬語を使わず友達感覚で話している。
おっつぁんと婆ちゃんもそれでいいと言ってくれた。
「逃げたのは仕事のせいだっ!」
俺の冗談に必死にいいわけを言うおっつぁん。
それを聞いてた婆ちゃんが声を出して笑ってる。
ナイス! 俺♪
「で、何でため息?」
友達の悩みを聞くように再び尋ねる俺。
「俺が追いかけている犯人が漬け物石を盗んだんだり、この前はカツラだったんだが犯人の意図がようわからん」
おっつぁんは難しく考えているようで悩んでいた。
「おっつぁんが追ってる犯人って俺の名前と同じでつまらん物ばかり盗む奴なんだろう?
単に必要だったり買うのが勿体ないからじゃねぇのか?
婆ちゃんも漬け物石を欲しがってたぐらいだからな。カツラも変装だったり何かのイベントに使ったんだろ」
俺は難しく考えるおっつぁんに盗む理由を教えてやった。
しかしおっつぁんはまだ納得してないようで頭を捻らせていた。
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