第23章

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「これ愛来のお色直しの時に着るのにって梨紗がデザインして作ったんだ。梨紗が亡くなる前の日みんなであって山口と愛来を祝福しただろ?みんなが帰った後に梨紗楽しそうにデザイン画を書いていたんだ。そのドレスがこれだ。梨紗は出来上がったこのドレスを見ることなく逝ってしまったけどな…。着てやってくれないか?」 嘘… 梨紗が私のためにデザインして作ったドレス? そのドレスはピンクで私の好きなバラの形をした模様が入っていた。 今風のキラキラ光るラメもついていてとても可愛く綺麗だった。 「嘘…私の為に梨紗が?本当に?」 私は感激のあまり涙がポロポロと流れてきた。 昨日強くなるって決めたばかりなのに… 梨紗ずるいよぉ。 こんなこと聞いてなかったよー。
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