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「どうだ?気に入ってくれたか?」
俊がドレスを片手に持ち聞いてきた。
私は嬉しすぎて涙が止まらず縦に首を動かし頷いた。
「喜んでもらえて梨紗も喜んでるはずだ。でもお色直しに着るドレスをデザインした事はてっきり梨紗から聞いていると思っていた」
俊がドレスを見ながら私を見てきた。
「えっ?何も聞いてないけど…」
このお色直しのドレスは私達の婚約パーティーの後にデザインしてくれたって言っていたから、その次の日には梨紗は・・・
「梨紗のやつ次の日に愛来の昼休みに電話して知らせて驚かせるんだーとか言っていたからてっきり知っているのかと思った。伝えられないままあの日事故にあったんだな…」
昼休みに電話?
私は1年前の事を思い出していた。
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