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「よし!なら倉田家が経営しているホテルで良いよな?安くするぜ!今年で空いているか調べておくから山口達も招待する人とか考えておけよ。話はこれで終わりだ」
さっさと決めてしまった俊。
私達は驚く時間もなく決まってしまい俊の家を出た。
「愛来、いろいろ疲れているよな。タクシーで帰るか?」
タカは気を使って聞いてきた。
「大丈夫。地下鉄で帰ろう?話したいこともあるし・・・」
その話したいこととは結婚式の時に呼ぶ紹介状のことだった。
タカは中学や高校の時の友達が沢山いるかもしれないけれど私にはいない…
いじめられていた私には友達などいない…
たった1人の友達で親友だった梨紗もいない…
誰よりも1番結婚式に出て欲しかった梨紗がいないなんて・・・
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