第23章

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こんな事で?って思う人もいるかも知れないけど私にとっては重要な事だった。 「だから俺が買う!」 「ダメだよ!」 「もういい!今日は帰ろうぜ」 機嫌を悪くしたタカ。 私達は帰ることになり帰りはお互い無言でいつも手を繋いでいるのに手を繋がないでいる時もあった。 さっさと1人で早く歩いて私の事を気にしてないのか私を置いて歩いていくタカ。 そんな怒っているタカの後ろ姿を見ながら私はどうしたら良いのかわからず寂しい気持ちでタカの姿を見てたいた。 地下鉄に乗り地元に着いたとき、タカは怒っているけれど私を家まで送ってくれた。 私の家に着く頃、私はタカに思いきって声をかけた。 「タカ?」 「何?」 低いトーンで言ってきたタカ。
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