第23章

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「怒っている?」 「・・・」 それに対しては何も返事してくれなかった。 私の家に着きタカは 「じゃあな」 と言って私の顏も見ずに帰ってしまった。 今までこんな喧嘩したことがなかった。 こんなに怒っているタカ初めて見た… 「ただいま…」 「おかえり♪良い指輪あった?」 何も知らないお母さんがニコニコしながら聞いてきた。 「…お母さん…タカと喧嘩しちゃった。結婚やめようって言われたらどうしよう!」 私は良い年してお母さんの顏を見て思わず泣いてしまった。 「何を言っているの?さっき衣装を見せ会って仲良かったじゃないのよ。何かあったの?」 お母さんは私の顏を見ながら心配そうに聞いてきた。 私はリビングに入りお母さんに今日の事を話した。 「そんな事があったの。でも山口くんは買ってくれるって言っているんだからそこは譲ったらどお?こんな事で結婚やめるような人じゃないわよ山口くんは」 良いのかな… タカに買ってもらって… タカと仲直りしないと!!
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