第23章

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どう話したら良いの?! 考えている時、 「愛来」 と呼ばれ見てるとタカが来た。 「タカ!いきなり呼び出してごめんね」 「別に良いけど話って?」 「タカ・・・まだ怒っている?もしかしてもう私と結婚したくなくなっちゃった?」 私は下を向いた。 だって目も合わせてくれないタカを見てるのが怖かったから… すると クスッっとかすかに笑っているような感じの声が聞こえた。 「バカだなぁ愛来は。こんな事で結婚やめようなんて言うわけないだろ」 タカは私のもとに来て私の頭に手を当てた。 さっきまで怒っていたのにいきなり優しくなって… 「怒って悪かった。ごめんな。でも愛来が素直に俺の気持ちに答えてくれないからだぞ。良いか愛来、初めて買う結婚指輪は大切な物だ!だから俺からのプレゼントだ」 タカ・・・ その言葉に甘えちゃって良いの? 「タカ・・・私もごめんね…」 「わかれば良い。なら次の休みにまた見に行こうぜ」 「うん♪」 これで仲直り出来た。 私タカに『結婚やめよう』って言われるのでないかと心配だったけどお母さんが言っていた通りタカはそんな人じゃなかった。
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