第一話【悪霊が棲む家】

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十円玉は表を向いていた。 「表かよ!」 光鬼は表だと分かったらすぐに、十円玉をしまい車にエンジンをかけた。 ホテルは10km程先にあった。普通のホテルだと高いのでビジネスホテルにしたためか、遠くになってしまったのだ。 部屋は12畳くらいの広さで、真ん中にベッドが二つある。 光鬼はベッドに飛び込んだ。 光鬼はそのまま、スヤスヤ寝てしまった。 「もう寝たのかよ」 真はハァ~とため息を吐き、殺人鬼の担当だった刑事にアポをとった。 ピッと電話切り、真は自分のノートパソコンを取り出しカタカタとキーボードを打つ。
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