第一話【悪霊が棲む家】

16/32

23人が本棚に入れています
本棚に追加
/244ページ
それから、数十分後真はノートパソコンを閉じ、ベッドについた。 光鬼は、目を覚ました。ふと、隣のベッドを見る。 真がいない…… 慌てて、光鬼は部屋中を見た。 「起きてたのかよ」 「あぁ」 真はテーブルに置いてある、自前のノートパソコンのキーボードに文字を打ちながら、光鬼に言った。 光鬼は安堵の息を吐き、壁に掛けてある時計を見る。 「まだ、7時かよ。何時に起きた?」 光鬼は欠伸をしながら、真に聞いた。 「あ~、5時だ」 「おやおや、今日も早起きですね」 真をからかった。 だが、いつものことなので真は気にせず、光鬼にノートパソコンの画面を見せる。
/244ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加