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上山はもういいだろうというように、足さえもを小刻みに上下させる。
それを察してか真は礼を言い、真達は上山の家を辞した。
「これから、どうするよ?」
車のエンジンをかけながら、光鬼は言った。
「ナイフを探し出して燃やすしかないな」
真が答えた。
「ナイフも身体の一部だもんな」
悪霊は遺体に塩を撒いて、燃やせば倒せるのだ。
「あぁ、そうだ」
「問題はナイフがどこにあるかだな」
後藤の霊を倒す方法は見つけたのだが、今度は問題が浮かび上がった。
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