第一話【悪霊が棲む家】

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上山はもういいだろうというように、足さえもを小刻みに上下させる。 それを察してか真は礼を言い、真達は上山の家を辞した。 「これから、どうするよ?」 車のエンジンをかけながら、光鬼は言った。 「ナイフを探し出して燃やすしかないな」 真が答えた。 「ナイフも身体の一部だもんな」 悪霊は遺体に塩を撒いて、燃やせば倒せるのだ。 「あぁ、そうだ」 「問題はナイフがどこにあるかだな」 後藤の霊を倒す方法は見つけたのだが、今度は問題が浮かび上がった。
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