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真は顎に手を添え、何やら考え始める。
遺体は火葬…
ナイフは見つかってない…
“俺のナイフを盗む奴は殺す”か…
この家に住んだ人は、必ず死ぬ…
ん?まてよ…まさか!
真は後藤大輝に関する単語を頭に浮かべた結果、何かを掴んだのだ。
「光鬼、ナイフの隠し場所が分かったよ」
光鬼も同様に考えていたが、分からなかったようで耳を傾けた。
「どこだ?」
「殺された井上の家だ」
「行く場所が決まったな」
光鬼はすぐさま車をUターンさせる。
「どこに行くんだ?」
車が突然Uターンしたので、真は疑問に思い聞いた。
「秘密だ」
光鬼はイタズラ小僧のような意地悪な笑みで、返した。
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