第二話【森に潜む鬼】

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前方は緑 上も緑 地面は土 見渡す限り、自然である。 そんな木が生い茂る森に、スーツを来た3人の男達が歩いている。 「何もねぇな」 と1人の男が退屈そうに言った。 確かに人口物は全くなく、自然、自然、自然である。 「先輩、しょうがないですよ。仕事ですし」 先程の男の後輩らしい、男が慰めるように言った。 「そう言ってもな~。ウチの社長は何考えてんだが」 後輩の慰めは、あまり効果がなく男はため息をついた。 この3人がこんな、自然溢れる場所にいるのは、社長が原因なのである。
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