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社長はこの場所に住宅街を建てようとしているのだ。
比較的近くに都市があり、自然が豊かである。
ということに目を付けたのである。
「悪い、小便」
今まで口を開かなかった男が言った。
「加藤さん、ちょっと離れてして下さい。」
「あぁ、分かってる」
加藤さんと呼ばれた男は、奥へ消えていった。
おそらく、加藤は2人の上司であろう。
加藤が用を足しに行くこと数十分、
今だ、加藤は帰って来ない。
「加藤さん、遅いなあ」
若干、不審に思い口に漏らした。
「あ、僕見て来ますね」
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