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何なんだよ……
男は血になれていないのか、動揺し一歩後ずさった。
これを待っていたかのように、黒い影が男の背後に近づいた。
しかし、男は気付かない。
いや、気付けないのだ。
もしかしたら、2人は無事ではない…
そうなると、まだこの辺りに原因がいるかもしれない。
男は恐怖していた。
その恐怖は、自分に迫る危機を察知することを鈍化しているのである。
ズシャッ
「?」
何かを貫いた音がした。
その音には、男は気付いていた。
男は腹部に違和感を感じた。
ふと、腹部を見た。
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