第二話【森に潜む鬼】

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「募集中か…それはマズイな」 読み終えた真が言った。 調査員を拐ったのはクマではなく、怪物だ。 真達のような、そういうものを退治するのを生業をしている者でなければ、看破できるものではない。 つまり、参加した猟師は最悪、命を落とす可能性もあるのだ。 「だろ?だから、俺達も猟師として参加する」 真達が猟師の一団と加われば、誰も死なずに済むかもしれないのだ。 猟師の人数にもよるが。 「俺達は猟師じゃないんだぞ。どうする?」 当然、参加条件は猟師であることだ。 だが自分達は、参加条件を満たしていない。 そこを真は心配しているのだ。
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