第二話【森に潜む鬼】

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そんな真をしりめに光鬼は、自信満々な顔つきだ。 何か確信めいたものがあるのだろう。 だが、光鬼は期待を裏切るようなことを発した。 「あん?んなもん自分が猟師です、って思えば猟師なんだよ」 「―――っ!? 」 それを聞いた真は絶句した。 自分がそう思えばそうなる、というとんでもなく無茶苦茶な理屈を述べたのである。 期待した俺が馬鹿だったのか…… 真は心底、光鬼に呆れた。 そんな光鬼に期待した自分を、情けなく思う。 何であんなことを自信満々に言えるんだよ…… だいたいよ、光鬼は…… もういい、もう止めよう…… 真は文句を言ってもキリがないので、考えることを止めた。
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