第二話【森に潜む鬼】

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真達二人を含む猟師は、4人に分けられた。 猟師の数は総勢8人である。 1組に一つずつ、支給されたリュックを渡された。 真達の組は、真達二人と30代の男と60代のベテランそうな男である。 4人が集まり、自然と自己紹介の雰囲気になった。 「俺は鮫島光鬼で、こっちは氏神真だ。よろしくな」 光鬼が真の分まで紹介した。 30代の男はよろしく、と言って軽く頭を下げる。 一方、もう一人の男はフンと鼻を鳴らし真達を無視した。 明らかに真達を嫌っているようだ。 「僕は山口です。よろしく」 30代の男、山口が言った。
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