23人が本棚に入れています
本棚に追加
真はそれに答え、手を差し出し握手した。
光鬼もよろしくな、と言って答える。
残る60代の男に真は、顔を向けた。
次は男の番だからだ。
しかし、60代の男は何も言わずに前へ行ってしまう。
「ったく、嫌な奴だな」
光鬼は思わず、愚痴った。
すると、60代の男が振り向き真達に言う。
「てめぇら、ヒョッ子に教える名前なんてねぇんだよ」
男はそれだけ言うと、踵を返しまた歩いて行く。
すると光鬼が拳を強く握り、男の後を追う。
殴りかからんばかりの勢いだ。
すかさず、真が肩を掴み光鬼を止める。
最初のコメントを投稿しよう!