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すると、右側の方からザザッと落ち葉を踏む音がした。
動物が歩いているのである。
一番右側にいた男が、音がなった箇所を警戒する。
時間が経つたびに音が大きくなっていく。
こちらに近づいているのだ。
近くにいた男は音だけでだいたいの距離を把握し、猟銃を発砲した。
ドォンと二回の銃声が響き、その後に何かが地面に倒れ込む音がする。
弾が命中していたのだ。
猟銃を撃って男は、死体を確認するために近づく。
狩りの定石だ。
用心してか、あとにもう一人が続く。
「ぎゃぁああぁ!」
悲鳴が響いた。
それから、また銃声が響きドサッ、と倒れる音がする。
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