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それもそのはず。
2人の男、それも銃を持っていたのにも関わらず、そいつらを殺した怪物が自分達目の前にいるのだ。
無理もない。
普段、熊などを狩っている猟師達が恐怖するほどの怪物がそこにいる。
故に身動きが取れない。
だが、勇敢にも一人の猟師が怪物に銃口を向け言う。
「お前らは逃げて、別の組に合流しろ。俺が引き付ける」
そう言って、猟師は発砲した。
パンッと乾いた音がし、怪物の肩に直撃する。
だが、怪物は怯んだ様子もなく撃って来た猟師を睨む。
猟師は銃口を向けたまま、走る。
ようは囮をかって出たのである。
猟師は、2人の仲間を見た。
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