第二話【森に潜む鬼】

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「あぁ、そうだな」 そう言って真は、山口達の元へ戻る。 光鬼も後に続いた。 「山口さん、別の組と合流しませんか?」 真が言う。 「んー、合流した方がいいかも知れませんね」 彼も先程の照明弾が気になったのだろう。 かくして真達は、別の組と合流することにしたのだ。 すぐに他の組のメンバーは見つかった。 しかし、二人しかいない。 光鬼がどうした、と聞くが身体をブルブルと震わせるだけで、何も語らない。 あんな恐ろしい怪物に出会ったのだ。 そうなるのも当然のことである。
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