第二話【森に潜む鬼】

39/69
前へ
/244ページ
次へ
「おい、待て!」 光鬼は二人を止めようと制止しようとしたが、それを振り切り行ってしまった。 これは、奴の……怪物の罠だ…… 光鬼は嫌な予感めいたのを察知し、止めようとしたが失敗に終わったのだ。 そのこと激しく後悔を覚え、強く拳を握った。 「ちくしょう……」 二人の動向を見ていた遠藤が、ニヤリと口を曲げて言う。 「助けを求めたってことは…近くに熊が居やがるな」 そう言うと遠藤は、二人の後を追った。 「待てよ」 今度は真が言ったが、止められない。 それを見た山口はどうしましょうか?、と首を傾げ真達に聞いた。
/244ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加