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「俺達も行こう」
そうですね、と山口は言い三人は遠藤を追った。
声のした方へ行ったが、木本はどこにもいない。
「おかしいな……木本がいない」
別の組の猟師が、不思議そうに辺りを見回す。
木本が無事だと思って。
真は手を顎に添え考える。
声がしたのだ。
だが、向かってみたが誰もいなかった。
そもそも、声はどこから聞こえたのだろう。
…考えろ、考えるんだ……
前方の方から声がした。
前方のどの辺から聞こえたのだろうか。
それは……上の方―――木の上からだ!
声は木本のものだが、違う―――怪物である!
真が結論に辿り着いた時、木の上から黒い物体が物凄い速さで飛び出して来た。
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