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なんとか危機を乗り越えたのだった。
だが、これで終わりではない。
真達の目的は鬼を退治することなのだ。
だから、帰らない。
しかし猟師達は帰らせる必要がある。
ということがあってか、真達は今回の事件は熊が起こしたのではない、ということを説明することとなった。
「…という訳なんだ。だから、戻った方がいい」
そう言ったのは真であった。
しかし、遠藤は納得してないようで、鋭い眼差しをし真を睨みつけて言う。
「さてはてめぇ、手柄を独り占めする気だろ!」
その声からは怒気が含まれていた。
遠藤は真に詰め寄る。
「どうなんだよ!え?」
顔と顔が触れ合いそうな距離で、怒鳴る。
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