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真は背負っていたリュックを降ろした。
ついでに腰も降ろす。
皆もそれに倣い、床へ座り込む。
床と言っても、絨毯などはなくコンクリート剥き出しで冷え切っている。
「これからどうします?」
そう言ったのは山口であった。
怯えた様子で、目は真達に向いている。
光鬼はウ~ン、と小さく唸った後、口を開く。
「奴は夜になると活発化する。だから、ここで日が昇るまで待つ」
鬼は日中も活動するが、夜の方がより活動する。
夜は獲物を狩りやすいからである。
それに鬼は日の光が苦手であり、常に日中は日陰にいるのだ。
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