始まり

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S「…っ…は」 暗闇の中で聞こえてくるのは自分の息と水のような音 殺すように言われた人の胸にひたすらナイフを落とす 恨みなんてない… あの人と生きていくためなんだから… N「誰か…いるんですか??」 S「…っ!?」 咄嗟に机の下に隠れてもしも見つかった時のためにナイフを構える N「……死んでる」 慌てるわけでもなく冷たく響く言葉 直感で分かったのが"同業者" N「ふふ…まぁ手間が省けたかな こいつの仕事のデータだけ持っていけばいいし」 仕事の内容は同じ… 先にデータを取られれば俺の今回の仕事は失敗だ… 机から動こうとすると上から降ってくる声 N「動いたら撃ちますよ??」 .
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