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誰もが友達と一緒にいて、いつの間にか自分一人だけ取り残されている気がする・・・
そんな言葉が頭を横切った
が、気にせず席に着き黙々と本を読み始めた
休み時間になるたびに本を取り出してはただ読む
その繰り返しだった
本を読み終わったときには入学式から三日も過ぎていた
いい加減誰か話す相手を見付けないと、これからずっと一人になるかもしれない・・・
でも、自分から話しかけるなんて出来はしなかった
もしも取り合ってもらえなかったら、
もしも無視されてしまったら
その事で頭がいっぱいになっていった
それを忘れるために本にまたのめり込んだ
唯一教室での楽しみがそれだけだった
本を読んでいると周りの声が聞こえないし本を読んでるのを誰も邪魔しなかった
なんだか本が友達みたい・・・
そう思うと笑えてきた
キャ○翼みたいで
心の中でそんな事を思っていたら後ろからつつかれた
誰?
内心不安になりながら振り返ると後ろの席の子
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