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そうは思っても、結局はクラスに一人くらいは友達が居ないといけない
じゃないと後で困るのは自分だから
小学校の時もたまたま三年間クラスが一緒だった子の近くにいた
退屈だったし
特に何も思ってなかったって言ったら違うけど、別に他の人とつるむ気がしなかっただけ
この頃の思いは誰にも告げたことはない
ちょうどその頃兄の事で色々問題があり、とても話しかけられるような状態ではなかった
小学生のわりに冷静てか空気を読んでた方だったと思う
それに、自分の意見をはっきり言わなかった
言っても伝わらないし何かするという訳でもないから
『我慢』
いつの間にか決まりになっていた
兄も妹もいたから…
おさがりは当たり前、甘えていいのは妹
父と話すのは兄たちだけ、母と話すのは妹だけ
じゃあ私は?
私は誰と話すの?
母に話し掛けてもテキトーに返されて終わった
父に話し掛けても返事すらまばらで話さなくなった
何も傍になかった気がした
満たされない心のドアが何も求めず勝手に閉まる
音を立てゆっくりと…
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