ぷろろーぐ

8/11
前へ
/46ページ
次へ
昼飯食ったか?とおじさん。 女の子は首を横に振り、ここで食べようかと思って来たの。何食べるの?と言いながら僕の元へ。 僕は食べれないよ? 流れるような動作で僕を抱き抱え、ただいまと呟く。おかえり、と鳴いてみた。 「んじゃ出前でもとろうか」 お兄さんの声に僕の上からカツ丼ね、というかわいらしい声。 はいはい、と携帯を取り出して、そのまま「カツ丼三つ」と注文をしていた。 「君にはミルクあげるからね」 頭上から降ってくる優しい声に、一安心。 女の子とじゃれあってしばらくすると、チャイムがなってお昼ご飯のご到着。 僕にも朝と同じお皿が出され、ペロペロ舐め始める。これおいしいね。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加