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それまでの健康状態
及び、既往歴から
その死亡が予想できず
しかも死亡状況
及び、剖検によっても
その原因が不詳である
乳幼児に突然の死を
もたらした症候群。
出生後、6ヶ月までに発症し
3~4ヶ月が
ピークとされています。
つまり解剖をしても
突然の死亡を説明するような
頭蓋内出血、
広範な肺炎心筋梗塞などの
所見が見つからないと
いう事である。
典型的な『SIDS』は
元気であった赤ちゃんが
睡眠時に呼吸が止まり、
そのまま眠り続けるがごとく
死に至り、
家人が気付かない
例があり得ます。
睡眠時、sleep apnea
(睡眠時に起こる無呼吸)は、
どの赤ちゃんにも起こるが
回復する防御機能があります
(覚醒反応)・・幼児疾患、
新生児原発性無呼吸発作
この覚醒反応が未熟児、
感染、気道狭窄などで
遅延すると、ますます
低酸素状態となり
呼吸が抑制され、悪循環に
陥り死亡するとされています。
つまり呼吸中枢などがある
脳幹部が微細な異常を
持ってるのではないかと
言われます。
ある一定、つまり
健康児にもある
睡眠時無呼吸で
血液中の酸素の低下と
二酸化炭素の増加が
起こると、この呼吸中枢の
化学受容体が働き
覚醒反応をして
また呼吸がおこり、
無呼吸が改善されます。
しかし、この呼吸中枢が
微細に異常を来している場合
覚醒反応が遅延したり
呼吸中枢が抑制されたり
また呼吸が止まったままになり
血中の酸素が、
どんどん低下し
あまりに高度に
低酸素血症になると、
呼吸中枢が抑制され
また微細異常を増長させます。
そしてまた、
この微細異常から覚醒反応が
もっと遅延になり、
その為ますます無呼吸になり
ますます血中の酸素が
どんどん低下して
ますます高度に
低酸素血症になり
異常が強くなり
死に至るという状態でないか
とも言われています。
ただ、この脳幹部の
微細な異常が
なぜ起こるかは不明です。
大きな範疇では
1、薬物中毒
2、犯罪
3、窒息事故
4、脂肪酸酸化酵素異常
QT延長症候群その他
突然の死を
もたらす基礎疾患
などは、ありますが
5、原因不明のSIDS
5の本当の意味のSIDSは
解明されていません。
続く→
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