流生人

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 田辺のその言葉に驚く…。 「…分かった。」  そして、少年の前に立つ。 「これからは、同じ所で働く仲間だな。」  少年はコクリと頷いただけで、返事は返ってこない。  口下手な俺は何も話せなくなり 沈黙が続く…  それを見て微かに笑う田辺が少々はらただしかった。  相手の返事がないが、そのまま質問してみた。 「君、、、名前はなんていうんだい?」  また沈黙が続く… 「-‥チ。」 「え?」 「……大地…」
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