‐愛奏‐

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‐愛奏‐

廻り廻る季節の中 その先に期待したのは…   最後の夜 君が僕に見せた涙 もう離したくないのに…       訪れる季節に心踊らせ 知る事の無い明日に夢見た いつかの記憶   今まで創って来た導は過去に残した傷跡 僕の手の中にあるのは愚かな僕しかなかった   近づきたくて 近づけなくて これ以上進むと全部壊れそうな…   自分が情けなさすぎて頑張ろうとした日々の跡…       廻り廻る季節の中 その先に期待したのは 君と僕でひとつに 描いてたのは夢のまた夢…   いつの日か二人だけで綺麗な景色眺めてた   最後の夜 君が僕に見せた涙 もう離したくないのに…       眠るはずの季節にいつの間にか夢を見ていた 未来ばかり考えすぎて気付いていなかった今が固まらずに足下で溶けた…   行きすぎた過剰な愛に君も愛想を尽かしていたんだね 二度と届く事の無い僕の手は…   流れ続く時代の中 流れ続く眠る季節 自分を殺そうとした日々の跡…       哀れな少年は何を知る 見続けた夢の結末… いつかの願いも虚しく 君はもう帰っては来ない   いつか いつか忘れられたら その時は大人になれてるかな…   廻り廻る季節の中 その先に期待したのは 君と僕でひとつに 描いてたのは夢のまた夢…   いつの日か二人だけで流した涙…   最後の夜 君が僕に見せた涙…   独り部屋で流し続けた涙…     これからは強く生きられますように 夢を見ていた季節は終わらない…      
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