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周護「にしても絢香ちゃん遅いな~。集合時間とっくに過ぎてるのに。やっぱ紫苑言い過ぎだったんじゃねぇか~?」
紫苑「…………」
無言で調査書を見る紫苑。
そこに廊下から絢香の声がする。
絢香「みんなー!!」
周護「お、来たみたいだな」
紫苑「あぁ」
桜花「良かったです」
仁奈「本当本当心配してたよ~♪」
里瑠「またうるさいのが来ちゃいましたか……」
志澄「ふっ」
全員絢香が来るのが遅いことを心配していたらしい。
絢香「誰かちょっとドア開けてくれない」
紫苑「自分で開ければいいだろ?」
絢香「とどかないの!」
絢香は焦った声で言う。
紫苑「とどかない?」
仁奈や里瑠だって届く扉だ。
絢香がドアに届かないわけがないと思い。
紫苑達は不思議そうな顔をする。
絢香「いいから開けてよ!」
絢香は今にも泣きそうな声で言う。
紫苑「分かったよ」
(一体どうしたんだ……)
紫苑は立ち上がり、ドアに近付き開ける。
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