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紫苑「ここで犬の姿になったんだったな」
絢香「うん……」
紫苑「じゃあ分かれて調べるか」
それぞれ分かれて調べる。
絢香は役に立つことがないので全員の調べてる様子を見て回る。
最初に祭壇を調べている紫苑と桜花の様子を見に行った。
絢香「どう?」
紫苑「どうやらこれは祭壇というより」
桜花「扉と言ったほうがいいですね」
絢香「扉?」
紫苑「ああ、なんにしろ判断するのはもうしばらくしてからだな」
絢香「そう」
絢香は次に石板を調べている周護と仁奈のところに行った。
絢香「そっちはどう?」
仁奈「この石板に書いてる文字なんだけどどこの遺跡にある石板とも全然違うんだよね」
絢香「じゃあ解読は無理?」
周護「時間があればなんとかるさ」
絢香「そう」
最後に岩の上に座ってパソコンをしている志澄の所に行った。
絢香「ちょっとあんたはどうしてこんなのところでパソコンやってるのよ」
志澄「君に教えてもどうせ分からないよ。邪魔だからどっか一人で犬らしい遊びでもしてたら良い」
絢香は噛み付いてやろうかと思ったがその場はやめた。
絢香「何してんの?」
里瑠「スフレ食べてます」
里瑠は調べることはせず、角で体育座りして市販のスフレを食べていた。
里瑠「いや……里瑠は調べないの……?」
里瑠「はい、一緒に行くとは言いましたが……調べるとは言いませんでしたから。それに私は調べた資料を見るだけで……調べたりすることはしませんので……」
絢香「そ、そう」
里瑠「よければ……お一つ食べます? 可哀想な絢香さんに免じて差し上げます」
絢香「言い方はムカつくけど一つもらう」
里瑠「……這いつくばって食べて下さい」
スフレの入ったをカップを床に置く。
絢香「なっ!?」
里瑠「食べさせるつもりはないので……」
そう言うと視線を絢香から移すとボケッとしながらスフレを食べてる。
絢香「…………」
絢香も仕方ないので犬食いで、食べていく。
食べ終わるとやることもなくなり、その場で丸くなり眠っていった。
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